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手持ちのゲームを崩していく日記。 書きなれないのでテンポは申し訳ないくらい悪いです。
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No.398
2020/12/18 (Fri) 23:07:33

下の記事でしたためてます、と書いたからにはこれを上げておかねばということで上げておきます。
6月ごろ書いた文章ですが、なんか妙に長くなりました……。

というわけで、ちょっと書いてみようかと。やっぱ感想書かないとプレイし終わった感もないし自分なりにまとまりがつかないところがないでもない。
まず経緯から記すと、2019年終盤に突然唐辺葉介にハマるところから始まっていて、急に図書館に寄贈でやってきてたプシュケ(GCノベルス版)を読んだのがきっかけ。
元々唐辺葉介=瀬戸口廉也→カルト的人気のシナリオライター、というのは知っていて(てか抜きゲ以外のエロゲを齧っていたら大抵は知っているだろうと思う、たぶん)、CFでやばい金額を集めた人というところからもああカルト的人気なんだなあと思っていた。(国内最高額だとか…今ならわかる…あれがまた読めるんならいくらでも出すって思う…)
いつか読んでみたい、プレイしてみたいと思っていたのだけどほとんどはプレミアついてるし、そのほかに山ほど積みゲーがあったので巡り合えばやろうくらいにしか思ってなかった。
そこで、プシュケが目の前に転がってきたのでああこれがタイミングかと思って読んだ。ハマった。
癖があるみたいに言われてたように思うけれど、紙媒体だとそうか?って感じたのですが確かにゲーム画面で見ると確かに…と思いました。けど個人的にはあの文体が結構肌に合った感覚がありました。
他の著作も軒並みプレミア価格だったけれども、CARNIVAL以外は一般向けレーベルで出てたおかげで県内の図書館から取り寄せてとにかく読んだ。相互貸借サービスは神。電気サーカスとつめたいオゾンは電書化されているのでそのあとに買った。他も早く電書化してくれ頼む。
でキラ☆キラに関しては売れたのとたくさんバージョンが出ているためかパッケージ版が比較的安く手に入ってよかった……。(カーテンコールとセットのやつ買いました)
CFのMUSICUSもプシュケ読んだ時点で一般販売予約終了直前だったので駆け込みで予約。ミドルプライスだったので突然買っても大丈夫でした。
他の作品どうしたもんか…と考えてたら、唐辺葉介読破中~と書き込んだSNSで他の作品はDL版があるよと教えてもらったのでとりあえず買う。クリスマスシーズンだったからかSWANSONGがセール中でした。







唐辺葉介作品の感想もたくさんあるんだけどとりあえずキラ☆キラについてまとめて書きたい。本編は一応終わったので。
といっても地味に時間かかってるので共通パートのこととか忘れかけてたり、そもそも本とか読んだ瞬間から詳細に記憶するのがとても苦手なタイプなのでふんわりとしか語れない気がする。
攻略順は紗理奈ちゃん→千絵姉→きらり1→きらり2。一応攻略サイト見て、見れるBADとかノーマルEDも一通り見てます。

ノーマルEDで主人公が干渉をやめてもなんとなくみんな上手くいってるのがちょっとリアルな感じがしないでもないというか、きらりED1なんかはむしろ主人公と関わったからきらりは死んだように感じられる。他のルートだと最後まで普通にしてるし、なんならノーマルEDだとスタジェネと一緒にツアーしてるみたいな話も出てきたし。

きらりED1はあまりに酷いというか重くてしんどいけど、主人公の吹っ切れ方、村上の包容力、きらりの遺した曲と縁が繋がるのがなんだかんだ好き……。あとラストの口上とかもうゴリゴリの瀬戸口節というのか、電気サーカスでもああいう言い回し出てきたけど、やっぱりこの人の作品では一人称の小説、というよりは主人公は語り手なんだなあと思う。
ED2でもきらり周辺は100%の大団円じゃないし、家族関係はきらりが望んだ形にはならないんだよなあ、というのがやっぱり何か意図を感じる。もちろん作中でのいろんな人の意図が絡んだ結果そうなっている、というところはすごく好き。
関係ないのですが今CARNIVALやってて、グスコーブドリの伝記の話をするシーンが終盤あるんですが、そこでの解釈がなんとなくこのルートの暗示感あるなあと思ったりしました。(ブドリは一人で幸せだった、ネリは女の子だから連れていかれた、とか…)
あとああいう、ルートに入ったはずの子が急に死ぬみたいなエピソードがシナリオ中突然やってくるのがこの人の書く話のすごいとこというか。もちろんジャンル的に賛否両論あるのはわかりますが……。
けど事件そのものを山場にしている感じはなくて、例えばきらりED1だと、きらりが死ぬところよりも、死んで何年か経って最後の最後で、夢の中でその死を自覚して受け入れられるようになった…ってとこを山場にしているような気がしていて、そういう采配がまた泣きゲーとはちょっと違う読み味にしてるんだろうなあと思ったりしました。どこに山を作るかという書き手の思想ももちろんあるんだろうけど。
理不尽なのがリアル…と言ったら言い過ぎかもですが、なんというかこの生きてる間にはちょっとした良いこと、ちょっとした悪いこと、すごくいいこと、すごく悪いこと、がランダムで存在するんだよなと思わせてくれるところがこの人の書くストーリーの魅力のひとつなのかなあと思ったりします。

紗理奈ちゃんルートはなんとなく沖縄まで行っちゃうところが好き…。
あと鹿之助くんのおじいちゃんの扱い方がなんか好き。
けど鹿之助くんHシーンで自分で自分のこと鬼畜だよみたいなこと言ってたけど言葉責めみたいなのとか病弱な紗理奈ちゃんにあんま遠慮しないとことかじゃなくて2回目を駅のホームのトイレでしかもステージ衣装で致したところが1番鬼畜だと思うよ。
なんとなく主人公が自分のことを話したくなって、ああだから好きなんだ、って自覚するとこが好き。
1番穏やかなルートだった感はあるよなと思います。
沖縄のあれも不穏だったけどオチがあれだったし。全体的に明るい感じなのがいいよなと思う。
ただまあ今後どうなるかが一切分かんないのが怖いけど。

千絵姉ルート。
やっぱ卒業式ジャックがあるのが存在感あるよな~と思う。すごく。
あと幼馴染は最高だぜ。
めっちゃ青春感というか、岡山回ってトラブルに巻き込まれて~みたいな展開が1番ロードムービーっぽいというか。ロードムービーの定義をよく知らないけれども…。
とにかく青春感ある…。ドタバタ感もギャルゲっぽくて良いよね。みたいな。
そして主人公が関わったことで明確に好転してる感もよき。他のルートは主人公の介入の影響そんなに…って感じがあったので(紗理奈ちゃんだとお爺ちゃんは変わるけど病気とか親の自殺とかどうしようもないし、きらりに至っては本人死ぬor父親見殺しの二択だし)。ただ各ヒロインの現実との付き合い方みたいなのはもちろん主人公との関わりとかによって変わってるとは思うのですが。
まあ私がそういう(主人公のいないとこではこの子死んでるんじゃね?みたいな…)シナリオ読みすぎなのかもしれないけれども。

・カーテンコール
2部で鹿クンに声ついた!そうちゃんも喋ってんじゃん!と地味にテンションがあがる。
で原案なのね、とOP見て一番に。そしてプレイして、他の人の感想チラ見したときの1作目との温度感を悟る。
個人的には宗ちゃんみたいなキャラは嫌いじゃないのですが、結衣に対する熱量と、性格の振れ幅は気になったかなーと思いました。
音楽と恋愛とどっちかを取るならどっちかを捨てなきゃみたいな価値観が存在するのはすごくわかるんですが、宗太くんの性格でその選択になる描写の説得力が薄いかなと思ったりするところが、シナリオの違和感なのかなと。
声とビジュアルは合ってるし、モノローグも多いのにそこが繋がらなかった感はあるなと思いました…。
どっちも選ぶ!みたいなオチでしたけどお前の性格ならグダグダやらんと初っぱなからそれできるやろ、と思ってしまうんだよな……。(そもそも一作目のOPの歌詞が「君とギター積み込んで今旅に出よう」なんだから、メタいけども発想としてそれより下に行ってはいけないような気もする…)
まあ思い込み強いのと頑ななところが悪く噛み合っちゃって、そこに和樹くんの病気がわかって…っていうのはまあわからんでもないとは思うけど、それにしちゃ未練ありまくりなのがお前さぁ…ってなっちゃうのはある気がするっすね…。まあ変に隠さずに好き好き言ってるところは嫌いじゃない。
あとはまあ先生にも謎の上から目線だったのは結構マイナスというか、いや倫理的な話ではなく、モノローグで先生に対してずっと、こいつ俺のことわかんないし止めれないのに対峙しなくちゃいけなくて大変だなあと自覚してるのがなんとも言えず「は?」となる瞬間はあった。わかってんならもっと色々選べる選択肢はあるんじゃないの、と思う自分は穏便派すぎるのだろうか。
あとまあ思い込みで突っ走って失敗する、序盤謎に驕ってる感がある、のはプレイヤー層の好みと合わない感はある気がします。共感性羞恥なり色々。

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